タフネスコート工法® : 耐衝撃性向上
部材の断面が破壊した後でも形状および耐荷力を保持できます。
耐衝撃性向上
- タフネスコートを2mm吹き付けることにより、衝撃力に対して粘り強さを発揮し、部材の断面が破壊した後でも形状および耐荷力を保持できます。
- 実大衝撃実験における繰返し衝撃載荷では、タフネスコート(2~4mm)で被覆することにより、崩壊までの入力エネルギーが約50%増加することを確認しました。
- 圧縮側(下面側)に発生するひび割れは壁体に留まり、フーチング部へは損傷が波及しないことが確認されました。
衝撃荷重(重錘:1トン) | タフネスコート | ||||
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STEP | 落下高さ | 荷重強度 | 回数 | なし | あり(2mm) |
1 | 30cm | 40トントレーラーが時速140kmで接触衝突(15°) | 1 | 鉄筋コンクリート:曲げ引張破壊 残留変形:約7cm | |
2 | 5cm | 25トントレーラーが時速100kmで接触衝突(15°) | 5 | 崩壊せず | 崩壊せず |
3 | 10cm | - | 5 | 5回目で崩壊 | 崩壊せず |
4 | 15cm | - | 5 | - | 3~5回目で崩壊 |
崩壊時の接合部ひび割れ状況 | フーチングまで進展 | 壁体内に留まる | |||
崩壊までの入力エネルギー量 (KJ:キロジュール) ※3体の試験体平均値 |
10.3(100%) | 15.7(152%) | |||
崩壊のイメージ | いきなり崩壊 | ゆっくり崩壊 |
本実験は防衛大学校の指導を得て実施したものです。